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2025/09/24
歯周病
歯ぐきから出血が出るのはなぜ? 放っておいて大丈夫?
こんにちは。 御殿山おとなこども歯科・矯正歯科 院長の川本です。
今回は、患者さんからよく頂くご相談のひとつ「歯みがきのときに歯ぐきから血がでるのはなぜ?」
と言うテーマでお話します!
「ちょっと血が出ただけ」…それ、実はサインかも
毎日の歯みがきのときに、歯ブラシに血がついていたり、口をゆすいだ時にうっすら赤くなっていたりすることはありませんか?
「ちょっとこすりすぎたかな?」「硬い歯ブラシを使ったからかな?」
そう思って、そのままにしている方も多いのですが、実はその出血は、歯ぐきの病気のサインであることが多いのです。
歯ぐきから出血がでる主な原因は「歯周病」
歯ぐきからの出血のほとんどは“歯周病”が 原因です。
歯周病とは、歯と歯ぐきの間に溜まった汚れ「歯垢(しこう)(プラーク)」によって歯ぐきが炎症を起こし、腫れたり、出血したりする病気です。
初期のうちは痛みが無いため、気づかないことがほとんどですが、進行すると次のような症状が出てきます。
・歯ぐきが腫れてブヨブヨする
・口の中がネバつく
・歯がグラグラする
・口臭がきつくなる
・最悪の場合、歯が抜けてしまう
実は日本人の約8割がこの歯周病にかかっていると言われており、“静かに進行する病気”としてとても注意が必須です。
では、どうすればいいの?
歯ぐきからの出血があるときは、「強く磨かないようにしよう」と磨くのを控えてしまう方もいらっしゃいます。これは逆効果です!!
大切なのは、正しい磨き方で、毎日しっかりと歯垢を落とすことです。
歯と歯ぐきの間を、やさしくマッサージするように磨くことで、炎症がしずまり出血が少しづつ収まってきます。
そしてもう一つ大切なのが、歯科医院でのチェックとクリーニングです。
自分では落としきれてない汚れや歯石を、専門の器具でしっかり除去することで、歯周病の進行の防ぎを取り戻すことができます。
🦷院長からひとこと🦷
歯ぐきからの出血は、日常の中でもよくあるトラブルのように思えますが、実は、歯周病という大きな病気の始まりかもしれません。
歯周病は、初期のうちに対処すれば元に戻すことができますが、重症化すると、歯を支える骨が溶けてしまい、元に戻すのは難しくなります。
私たちは、患者さんひとりひとりのお口の健康を守るために、「予防」と「早期発見」に力を入れています。
「歯医者に行くほどじゃないけど、ちょっと気になる」 そんなときこそ、気軽にお越しくださいね✨
お口の中の小さな変化に気づけることが、10年後、20年後の健康な歯を守る第一歩になります。