喫煙をもたらすお口の重大なリスクについて|御殿山おとなこども歯科・矯正歯科

お知らせ・ブログ

お知らせ・ブログ

NEWS & BLOG

NEWS & BLOG

お知らせ・ブログ
2025/06/11
口腔外科,虫歯,歯周病,インプラント

喫煙をもたらすお口の重大なリスクについて

こんにちは、御殿山おとなこども歯科・矯正歯科 院長の川本です。
タバコが体に悪いことはよく知られていますが、実はお口の健康にも深刻な影響を及ぼすことをご存じでしょうか?

歯ぐきや歯の病気はもちろんのこと、最悪な場合は命に関わる疾患につながることもあります。
今回は、喫煙がどのようにお口の健康を損なっていくのか、詳しくご紹介します。

1.歯周病が悪化しやすく、治りにくくなる
タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させ、歯ぐきへの血流を悪くします。
その結果、酸素や栄養が行き届かなくなり、歯ぐきの抗体力が下がります。

さらに、炎症があっても出血しにくくなるため、歯周病に気づきにくく進行が早くなるという特徴もあります。
喫煙者の歯周病は、非喫煙者に比べて2~6倍進行しやすいと言われており、重度になると、歯を失うリスクが高まります

2.口臭・歯の黄ばみ・見た目も悪化
喫煙により口の中が乾燥し、細菌が繫殖しやすい環境になります。
これにより慢性的な口臭が発生し、他人に不快は印象を与えてしまうことも。

また、タールによって歯に強い着色(ヤニ汚れ₎がつきやすいく、どんなに歯磨きをしても落としにくくなります。
白い歯がくすみ、清潔感を損なってしまいます。

3.インプラントや治療の成功率が低下
喫煙者は外科処置後の傷の治りが遅く、インプラント治療にも大きな影響を及ぼします。
インプラントが骨としっかり結合しない(オッセオインテグレーション不全₎が起きやすく、インプラントが脱落する確率が高くなります。

また、歯周外科や抜歯後の傷も治りにくく、感染リスクや再発のリスクが上がります。

4.口腔がんのリスクが上がる
喫煙は、口の中の粘膜にも強い刺激を与え続けます。
その結果、舌・頬・歯ぐきなどに口腔がんが発生するリスクが高まることが分かっています。

喫煙者の口腔がんリスクは、非喫煙者に比べて数倍高いという報告もあり、命に関わる深刻な疾患に発展する可能性があります。

🦷院長からひとこと🦷
日々の診療の中でも、喫煙が原因で歯を失ったり、治療がうまくいかなかったというケースをたくさん目にしてきました。
「タバコをやめるのは難しい」と感じる方も多いと思います。ですが、(やめよう!)と思ったその日が、もっともはやいスタートラインです
少しずつでも構いません。健康な歯を守る為に、私たちと一緒に頑張りましょう!!